声を聞く(2022年以降の就職に向けて)

インターンシップに参加する目的について

先輩はインターンシップに参加すべきとアドバイスをくれるのですが、なぜ参加する必要があるのでしょうか? また参加すべき社数の目安はあるのでしょうか?

想像してみてください。仮に学生の皆さまが家を購入する場合、Webサイトで調べただけで決断されますか? モデルルームを見学し、家の内覧にも足を運び、周辺の環境や駅からの距離なども検討してから、自分の選択基準に合うかを見定めますよね。こうした手触り感のある情報を取得しないと実態が分からないのは、「働く場」を選ぶ就職活動も同じはずです。

多くの皆さまにとって就職活動は初めての経験ですので、選択の基準が明確でないのは当然です。だからこそ、やりたいことを探したければ、まずは知ることから始めてみてください。インターンシップは、働く環境や社員、仕事内容を知り、その上で自分の好き嫌いや、なぜ働くのかを考えて明確にする機会です。参加すべき社数に目安はありません。納得できる一社に出会うための判断材料を揃えていくことが重要です。【就職みらい研究所所長 増本 全】

インターンシップに臨む姿勢について

自己分析をしてもどんな仕事をしたいのか決めらません。インターンシップや1day仕事体験で自分に合う企業を探すコツがあれば教えてください。

自己分析はゴールがあるわけでもないですし、働いた経験がない中で、誰もが難しいと感じるはずです。分からないことが多いからこそ、インターンシップや1day仕事体験を選ぶ際には、その場で何を分かりたいかをまずは決めてみてください。自分に営業は向いているのか? 社風が自分に合うか? など何でもよいです。その目的がかないそうなプログラムに参加し、振り返りをしてみてください。その積み重ねで複数の企業を比較するうちに、自分の志向が見え始めるはずです。【就職みらい研究所所長 増本 全】

1day仕事体験と長期インターンシップの違いについて

1day仕事体験と、長期インターンシップの違いは何ですか? どちらに参加すべきですか?

一般的に、期間が長いほうが広く深い就業体験につながると考えられますが、期間に関わらず、参加するだけで何かが解決するわけではありません。まずは何を知りたいのか目的を考えることが重要だと思います。例えば、同じ業界内の企業の事業や社風を比較する目的であれば、複数の企業を回りやすい1day仕事体験が有用でしょう。期間の違いで良し悪しが決まるわけではありませんので、知りたいことや経験したいことの目的に合致したプログラムを選んでみてください。【就職みらい研究所所長 増本 全】

授業とインターンシップのどちらを選択するかについて

長期インターンシップに参加したいのですが、授業を休むことに不安があり、踏み出せません。授業を休んででも長期インターンシップに参加するメリットを教えてください。

学びという意味ではどちらも重要だと考えています。まずは、授業を休むことなく長期インターンシップに参加できる選択肢を企業と交渉してみてはいかがでしょうか。それでも難しければ、私は大学で学ぶ機会を失ってでも、参加したほうがよいインターンシップはないと思っています。【就職みらい研究所所長 増本 全】

新型コロナウイルス感染症の影響について

今年のインターンシップは、新型コロナウイルス感染症の影響をどのように受けそうでしょうか?

中止と決めていなくとも、まだ実施に踏み切れずに検討中とする企業は例年よりも多くあります。また、影響という意味では、対面でのインターンシップ実施を控える動きもあり、オンラインでのプログラムに切り替える企業も一定数は存在します。しかし、オンラインでの就業体験は入社後のテレワークで役立つこともありますので、前向きに機会を活用してみてください。【就職みらい研究所所長 増本 全】

市場の風向きについて

今まで売り手市場でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、市場の風向きは変わっていくのでしょうか?

新型コロナウイルス感染症の影響で、選考を経た上で参加するインターンシップでは、競争率が高くなる可能性はあります。しかし、参加枠の増減に関わらず、企業が選考で見ているのは、その学生が、自社の求める経験やその経験から培われた思考や能力があるかです。ですので、学生の皆さまは、まずは自分の経験や考えを言語化する準備をしてみてください。【就職みらい研究所所長 増本 全】

インターンシップと採用合否の関係について

インターンシップに参加しないと、内定を取れないのでしょうか?

私が所属する就職みらい研究所が企業を対象に実施した調査で、内定者のうちインターンシップに参加した学生の割合を聞くと、結果的に2、3割という回答が多かったです。つまり、これまでの採用実績から判断すれば、多くの場合、インターンシップに参加しないと内定を取れないわけではないと分かります。ただし、面接などの採用選考では、その企業を深く理解して、なぜその企業を受けるのかを伝えることが重要で、インターンシップはその準備に最適な機会ではあります。一方で、インターンシップに参加せずとも準備ができるなら、手段は何でもよいわけです。最後に、一部の企業では、インターンシップが採用直結だと打ち出していたり、採用選考の一環だったりもしますので、情報収集をしてみてください。【就職みらい研究所所長 増本 全】

大学2年生の参加について

私は大学2年生なのですが、インターンシップに参加するにはまだ早いでしょうか?

応募資格の有無は企業ごとに異なりますが、参加できるなら早すぎることはありません。「働く」を考えるきっかけになりますし、社会に出るにあたり、自分に何ができるのか、何がしたいのかを実感する好機となるはずです。積極的に活用してみてください。【就職みらい研究所所長 増本 全】