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リクれぽ Vol.3 : 就職活動は「オンライン化」するか。心構えは?

『リクれぽ』は、リクルートキャリアの新卒領域に特化した活動レポートです。学生の意見や、就職活動での悩みなど「声」を明らかにしながら、当社サービスの実態をご報告。今後のお知らせも発信してまいります。

PDF版はこちらをご覧ください。
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『声』を聞く

3月に入り、2021卒の学生の皆さま(以下、学生)の就職活動が始まりました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、企業が3月中の対面での説明会を控えたり、減らしたりする向きもあります。未だ明確な収束の目途が立っておらず、学生が今後の就職活動の先行きを案じるのも無理はありません。こうした状況下で、徐々に普及し始めているのがオンライン説明会・面接です。今回の『リクれぽ』では、オンラインで就職活動を進める上での心構えや、準備できることを紹介いたします。

前回の「リクれぽ vol.2 今年の就職活動についてお伝えしたいこと」はこちらよりご参照ください。

"学生の皆さん"「オンラインでの面接に不安」の声が目立ち始めています

  • 合説をあてにしていたので、何したら良いか分からないけど、就職情報サイトでひたすら参加できそうな説明会を探している。とりあえずインターンシップに参加した企業を中心にプレエントリーしている。
  • 実はナビ会社合説内のセミナーを期待していたので、どうしよう。
  • 内定出しの時期はどうなるの?
  • オンラインの場合、説明会で質問ができず個人的に知りたい情報を得られない、プレゼンで資料投影中に面接官を見られないなど弊害を感じた。大規模なイベントを実施できないのは仕方がなく理解できるし、選択肢としてオンラインがあるのは情報を得やすく便利だが、それでも対面の機会があることは重要だと思う。企業が採用活動において、オンラインの利用や採用方法の方針などで特別な対応を取るのか取らないのか知りたい。
  • コロナウイルスの影響で合説や説明会が中止、延期になっていることからきちんと企業を自分の目で確かめることができず、就職先を選択する上でとても不安に思っています。
  • 面接で面接官と直に接することができないため、企業の雰囲気や人柄がつかみづらい
  • 企業が採用活動において、オンラインの利用や採用方法の方針などで特別な対応を取るのか取らないのか知りたい。
  • WEB面接って何をどうしたらいいの?
  • 今までイベントで声をかけてくれた企業の話を聞いて、その後の流れを知って動いていたのに、イベントがなくなって今後何をしたらいいかの情報はどこで得られるの?
  • 何からしたらいいかわからず、とりあえず直接企業に資料請求の電話をしてみる
  • コロナウイルスのためweb面接に変更になりました。3分間のプレゼン(その企業の志望動機)があるのですが、効果的なプレゼン方法やweb面接の際に気を付けることを教えていただきたいです。
  • 時間や労力、交通費の節約にもなり、その分学業や他の活動に充てられることを考えると、これを機に普及してほしいと思いました。(オンラインでのコミュニケーションは)あくまで一方的な情報提供の場と認識しています。選考の前に社員の方に直接会って、コミュニケーションを取る機会を主体的に作っていかなければなりませんが、具体的にどのような行動をとれば良いのでしょうか。
  • コロナの影響で合説なくなったので、選考も後ずれするかと思いきやインターンシップに行った企業から選考の連絡来て急いで準備しています。周りのインターンシップに行っていた友達も受ける企業を既に決めている状態
  • リアル説明会とWEB説明会がある場合は、リアル説明会に参加した方が印象はいいのだろうか
  • 映像だと集中力が続かない。聞き流してしまう
  • 合説で知らない企業との出会いもあると期待していたので、焦っている。WEB説明会もあるのは知っているけど、地方だと社数を限られているし流し見になって理解が進まない。とにかくリアルでの接点に飢えている
  • 地方だと(オンラインでの選考に)対応している企業が多くない
  • コロナ影響で経営が悪化している企業があると聞くので、採用予定人数が減ったり、内定取り消しが起こる可能性がないのか不安
  • 近頃コロナウイルスが原因で説明会や面接が延期・中止になったりWebになったりして家にいる時間や突然空いた時間がとても多くなりました。この間時間で何をすればよいでしょうか?
  • 企業研究が上手くできません。どんなところに着目して調べれば良いですか。就活解禁したばかりですが、合説がなくなり色々不安です。
  • WEB説明会の場合もスーツ着用ですか?こちら側も映りますか?

就職活動・新卒採用の現場から

特別な「オンライン対策」は不要。面接で企業が知りたい本質は変わらず2 つ

就職みらい研究所 所長 増本 全

■「画面に映り込んだポスターが気になる」で不合格になるか?

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の懸念を受けて、企業は面接などの選考プロセスで、オンラインの活用を進めています。とはいえ、すぐにオンラインが主流になるわけではありません。企業は、手法としてオンラインと対面を併用しながら、それぞれが担う役割を見分けて選考を進めるでしょう。

一方で、オンラインでの選考を初めて経験する学生の皆さん(以下、学生)は、何か特別な対策や、映像の見せ方に工夫が必要なのではないかと不安に思うようです。ですが、人事担当者の立場になって考えてみてください。例えば「画面に映る部屋のポスターが気になるから不合格に」などと、表面的な観点で判断するでしょうか。もちろん答えはノーです。

■「あなたの持ち味は?」「なぜ当社を選んだの?」の回答を磨こう

企業説明会や面接の手段が対面(オフライン)からオンラインへ変わっても、企業が知りたいことは何も変わりません。一つは、皆さんの持ち味です。エピソード自体に甲乙はありませんが、例えばアルバイトなら「このアルバイトでリーダーになりました」では不十分です。「なぜそのアルバイトを選び、何を目的にどう工夫しながら課題を乗り越えたか」まで深掘ってください。そこで見えてきた思考や行動パターンが、人事担当者が知りたいあなたの持ち味へ昇華するでしょう。

もう一つは、その企業を選んだ理由と熱意です。そのためにも企業理解が重要で、同業他社まで調べてみる必要があります。比較することで、他社にない魅力も、その逆も見えてくるはずです。この作業を繰り返すと、自分が企業を選ぶ際の基準が明確になり、優先順位もつけられるはずです。他社を知るからこそ、「御社でなければならない」理由を、熱意を持って語れるのです。合同企業説明会が中止となっている現状でも、企業を知る手段はたくさんあります。個社の採用サイトや就職情報サイトだけでなく、例えば企業のIR 情報を確認してみるのも一案です。そして、自分で調べてみて疑問に思ったことは、恐れずに企業へ直接質問してみましょう。現状のように対面での会話がままならないからこそ、企業はなおさら学生との接点を求めています。オンラインという手法は、経験すれば誰もが慣れますので、その前提にある企業に伝える「中身」を深化させてください。

■逆転の発想で時間の有効活用を。学生と企業の相互理解はオンラインでも進む

学生と企業が会って話す機会が限られ、オンラインでの就職活動が進む現状を、前向きに捉えてみましょう。学生は移動時間を節約でき、スケジュール調整にも自由が利きやすいなど、時間を作りやすくなるでしょう。では、企業はどうでしょうか。学生と同様に、移動や日程調整などに使う時間は減るはずです。集団での説明会や面接が難しい現状を逆手に取り、オンラインサービスを駆使するなどして、学生と個別に話をする時間を増やしてほしいと考えます。

当社の調査(※1)で、就職活動の中で学生が知りたかった情報と、実際に知ることができた情報の差を見てみると、「社風・企業文化」や「社内の人間関係」などで、10ポイント以上の乖離があります。まずは学生の疑問を聞き、フィードバックすることで、会社や仕事の理解は深まりますし、学生の内省にも会社理解にもつながります。学生は「学生の皆さん」宛でなく、「あなた一人」に向けた情報を求めています。
※1 株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所「就職白書2019」

新卒事業の現場から

リクルートキャリア、スタジアムと協業 『リクナビ』でオンライン面接

新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインでの就職活動が徐々に浸透していくと予想されます。企業は対面でのコミュニケーションが必要なプロセスと、オンラインで担えることを判断して選考活動を進めるでしょう。

そこで当社は、株式会社スタジアム(本社:東京都港区 代表取締役:太田 靖宏)と協業して、リアルタイムでのオンライン説明会・オンライン面接サービスを『リクナビ』の利用企業に提供いたします。スタジアムは、同社が手掛けるオンライン面接サービス「インタビューメーカー」を、『リクナビ』向けにカスタマイズ。学生は「リアルタイムでのオンライン説明会」「リアルタイムでのオンライン面接」の2 つの機能を利用でき、自宅にいながら説明会から面接までの選考に臨めます。現状のコロナウイルスの感染リスクを下げるだけでなく、場所を選ばずに説明会や面接に参加できるため、学生は移動時間や交通費を抑えられ、空いた時間や費用をより有効に活用できます。スケジュール管理もしやすくなります。

サービス導入企業は、『リクナビ』上で自社の説明会・面接の予約を受け付け、予約学生に対してオンライン説明会・面接の参加専用URL を送付案内します。学生は、そのURL から別途ページを開き、オンライン説明会・面接に参加します。『リクナビ』に掲載中および、掲載予定の企業向けに10万円で販売され、9月末まで最大半年間ご利用できます。

■リアルタイムでのオンライン説明会

スタジアムが、『リクナビ』ご利用の学生・企業のために追加した新機能です。面接に進む前の説明会もリアルタイムで実施できるようになりました。企業からの資料共有機能と、チャット機能によって、学生は質疑応答も可能です。最大で1,000人の学生に向けて同時配信が行えます。

■リアルタイムでのオンライン面接

スタジアムが2012年に開始し、1100社の導入実績を持つオンライン面接のサービスです。場所を選ばずに、面接の機会を作ります。1対1の面接に加え、最大で学生8人、面接担当者4人のグループ面接にも対応します。

協業により「普段通り」の就職活動を、オンライン化で継続させたい

株式会社スタジアム 執行役員 前澤 隆一郎氏

新型コロナウイルスの感染拡大によって、3月中の合同企業説明会の開催も中止となっています。対応のために、多くの企業は、選考方法やスケジュールを見直しています。ただでさえ不安の多い就職活動が「普段通り」にできないとすれば、学生の皆さんにかかるストレスは計り知れないと私たちは考えています。当社のオンライン面接システム「インタビューメーカー」は、来社を伴う面接をオンライン開催に切り替えていただくことで、学生と面接担当者の方の健康を確保しつつ、選考スケジュールが予定通りに進められるよう支援しております。

そして、3月18日からは、『リクナビ』と「インタビューメーカー」が協働することで、更に多くの企業へこの取り組みをお届けすることができるようになりました。また、同時に企業の説明会もオンライン上で開催が可能になります。オンライン説明会や面接の対応企業が増えることで、従来であれば距離的な問題で接点が持てず、出会えなかった企業と出会える機会を学生の皆さんに提供できるようになるかもしれません。

私たちのサービスが、一人でも多くの学生の皆さんの就職活動を支えられることを願っています。



お知らせ

新型コロナウイルス感染症への対応表明、約5800社以上に(3月17日時点)
さらに、企業一覧からも自分に合った企業を検索できる!

『リクナビ2021』では、3月1日より新型コロナウイルス感染症への対応を表明している企業を一覧化し、特設ページを設けて情報発信しています。企業情報は、3月17日時点で、約5800社以上が掲載しています。

また、掲載企業の一覧から「さらに絞る」という機能を活用すると、「業種」「地域」「職種」の他、「有給休暇の平均取得日数」など、入社後の働き方や制度などの観点で細かく絞り込むことができます。新型肺炎への対応を表明している企業の中からも、自分に合った企業を見つけることが可能です。

『リクナビFaceMovie』視聴後の疑問は、企業に聞いて解決しよう!

『リクナビFaceMovie』は、あらかじめ録画されている企業の説明会を視聴後、企業に対して聞きたいことが出てきますよね。視聴後の疑問を解決する方法をご紹介します。『リクナビ2021』のサイト上に企業の連絡先が掲載されていますので、遠慮せずに企業へ直接質問してみてください。企業も学生の皆さんとコミュニケーションを図る機会を望んでいますので、コミュニケーションを恐れずにこの機会を積極的に活用しましょう。

PDF版はこちらをご覧ください。
20200318.pdf(1.3MB)