『リクナビDMPフォロー』に関するお詫びとご説明 [10月16日更新]

  • 本ページの内容は2019年10月16日時点のものです
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  •  2019年10月16日「学生の皆さまへ|お問い合わせ状況」の更新

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本ページについて

当社サービス『リクナビDMPフォロー』(2019年8月4日にサービスを廃止)に関しまして、学生の皆さま、企業、大学の関係者の皆さまなど各所にご心配、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。これまで、関係各所の調査が途中段階であることを踏まえ、本件に関して当社からの発信を差し控えさせていただいておりました。当社がご説明すべき事案の全容について、現在においてもなお十分にご説明できていないことを申し訳なく思っております。

今後、本ページでは、『リクナビDMPフォロー』に関する事実情報や、当社がこれから行っていく取組みについて、お伝えできる準備が整ったものから順次ご報告させていただきます。引き続き関係各所の調査が継続しておりますので、まだお伝えできる内容には限りがありますが、可能な限りのご説明を行ってまいります。

学生の皆さまへ
『リクナビDMPフォロー』とは
契約企業の活用事例
これまでの経緯および当社からのプレスリリースについて
今後のガバナンス強化に向けた取組みについて
今後の新卒事業に関する当社の取組みについて

学生の皆さまへ

本サービスの開発・提供によって、学生の皆さまに大きな不安を引き起こしてしまったことを、深く反省しております。学生の皆さまにとっては初めての就職活動だからこそ、不安や戸惑いを感じられることも多く、本来であれば学生の皆さまの視点に十分に寄り添うことを第一にすべきだったと重く受け止めております。

『リクナビ2019/2020/2021』をご利用いただいている、あるいはいただいていた方に向けて、以下のウェブページをご案内しております。ご不明点、ご不安な点がございましたら、ご相談をお寄せいただけますよう、お願いいたします。

『リクナビ2019』をご利用いただいていた皆さま

2019年9月30日より、『リクナビ2019』をご利用いただいていた皆さま専用のお問い合わせフォームを開設いたしました。
https://rikunabi.custhelp.com/app/ask/p/1024/rnv_id/2019

なお、『リクナビ2019』は2019年3月をもって、既にウェブサイトおよびサービスを終了しております。これに伴い、当社が保有していた『リクナビ2019』の会員の皆さまの個人情報は既に削除しておりましたため、当社から、直接本件に関するお詫びやご案内を差し上げられなかったことを、お詫び申し上げます。

『リクナビ2020』ご利用の皆さま

2019年8月21日より、『リクナビ2020』既存会員の皆さま全員に向けて、ご自身が『リクナビDMPフォロー』の対象者であるかを識別できる特設ページ(ログインが必要となります)をご用意しております。
https://job.rikunabi.com/2020/contents/article/member/edit~dmp_follow~info/u/?original=1
※ご案内メール内のURLまたは『リクナビ2020』ログイン後トップ画面から特設ページに遷移いただけます。

なお、『リクナビ2020』を退会されていない会員の皆さまに向けて、別途メールにて特設ページのご案内を差し上げております。また、メールアドレス変更等何らかの理由によりメールが送信できなかった方に対しては、書面でのご案内を2019年9月30日に発送しております。

『リクナビ2021』ご利用の皆さま

『リクナビDMPフォロー』は、『リクナビ2021』契約企業には提供されておらず、2019年8月4日にサービスを廃止しており、『リクナビ2021』をご利用の学生の皆さまにつきましては、本サービスの対象者はいらっしゃいません。
なお、『リクナビ2021』をご利用の皆さまに向けては、以下のページでも本サービスの概要と今後の対応についてご報告させていただいております。併せてご覧ください。
https://job.rikunabi.com/2021/contents/article/edit~dmp_follow~index/u/?original=1

お問い合わせ状況

2019年10月16日 「お問い合わせ状況」を更新いたしました。

2019年10月15日時点で、2019年8月1日より累計で約610件のお問い合わせをいただいております。全般的な内容としては、自分のどのような情報がどこに提供されたのかといったご照会や、ご不安のお声などを頂戴しています。

『リクナビDMPフォロー』とは

『リクナビDMPフォロー』は、対象となる学生の方の選考離脱や内定辞退の「可能性」を示すサービスでした。本サービスの提供により、企業には学生フォローにご活用頂くことを目的として開発されました。具体的には、契約企業における前年度の選考離脱・内定辞退者の『リクナビ』上での閲覧・行動履歴から、当該契約企業に対する応募行動についての予測モデルを作成します。そこに当該契約企業から提供を受けた今年度の応募学生情報について、当社が保有する当該契約企業の予測モデルに、応募学生の『リクナビ』上での行動ログを照合することで、「学生からの辞退」というかたちで選考離脱や内定辞退が起こる可能性をスコア値にし、契約企業に対して提示していました。
なお、『リクナビDMPフォロー』をご利用いただく契約企業には、当社から提供したスコアを、選考における合否判断の根拠には使用しないようお約束いただき、また、本サービスを提供する事前と事後に、当社担当者が実際の活用方法を確認しておりました。

しかしながら、前述のような目的の実現に向けた視野に留まり、研究開発としての位置づけで本サービスの開発・提供を進めてしまった結果、学生の皆さまに大きな不安を引き起こしてしまったこと、また、個人情報保護委員会や東京労働局等各所より勧告・指導いただいているとおり、法的検証等が不十分な状態でのサービス提供となっていたことを、深く反省しております。

『リクナビDMPフォロー』では、スコア提供の仕組みを2019年2月以前と同年3月以降で変更しております。以下では、2019年3月以降に提供していた仕組みについて、ご説明いたします。
なお、2019年2月以前の仕組みなど関係各所による調査継続中の内容については、準備が整い次第お伝えさせていただきます。

スコア提供に関するデータの流れについて

①契約企業からデータをお預かりする、②アルゴリズムを作成し、スコアを算出する、③契約企業にスコアを提供する、という段階で、スコアを提供しておりました。

① 契約企業からデータをお預かりする
契約企業から学生に関する以下の情報をお預かりしておりました。これは、当社で「リクナビ会員情報と行動履歴との紐づけ」、あるいは「アルゴリズム作成」「スコア算出」に当たって必要な情報として、原則、契約企業共通でお預かりしていた情報です。
・応募者管理ID(契約企業が付与していた応募者の管理ID)
・姓名、メールアドレス
・大学、学部、学科
・選考プロセスにおける辞退・承諾情報

また、契約企業によって異なる「企業独自管理情報(※1)」についてもお預かりしていた場合もございます。
(※1)企業独自管理情報の種類は多岐にわたりますが、以下が一例です。
・契約企業の説明会予約有無
・エントリーシートの記述内容
・契約企業が利用していた適性検査の項目の値
・応募職種

② アルゴリズムを作成し、スコアを算出する
契約企業における前年度の選考離脱・内定辞退者の『リクナビ』上での閲覧・行動履歴や前述の企業からお預かりした情報等から、当該契約企業に対する応募行動についての予測モデルを作成します。そこに当該契約企業から提供を受けた今年度の応募学生情報について、当社が保有する当該契約企業の予測モデルに、応募学生の『リクナビ』上での行動ログを照合することで、「学生からの辞退」というかたちで選考離脱や内定辞退が起こる可能性をスコア値にし、契約企業に対して提示していました。スコア算出において参照していた閲覧・行動履歴は、リクナビとリクナビが提携する就職情報サイトにおける企業ページの閲覧履歴(ページの閲覧数など)であり、それ以外のデータ(検索エンジンでの検索履歴やサイトの利用履歴など)は参照しておりません。また、学生がどの企業に応募しているかといったエントリー情報や、志望業種など学生が自らリクナビ内に登録した情報も、スコア算出に一切利用しておりません。
※アルゴリズムの具体的な作成方法については、後述の「『リクナビDMPフォロー』におけるアルゴリズムについて」でご説明いたします。

③ 契約企業にスコアを提供する
スコアは、契約企業において、学生の皆さまとのコミュニケーション設計の一助にしてもらうことを目的として、提供しておりました。納品するスコアは、選考離脱や内定辞退の「可能性」を示します。スコアが算出できない場合は、空白、N/A、スコアなし等の記載になります。スコアの呼称は契約企業によって異なる場合があります。(予測スコア、score、prediction など)スコアは、0.10、0.20…のような値として算出したものをもととし、契約企業がご指定する表現に変換し、提供スコアとさせていただいておりました。

<図1> 提供データの一例

提供データの一例

『リクナビDMPフォロー』におけるアルゴリズムについて

<図2>アルゴリズム作成の流れ(2019年10月9日「利用データ」の項目に「閲覧行動」を追記)

アルゴリズム作成の流れ

図2のように、「選考または内定を辞退した学生」と「しなかった学生」の二つの群における、契約企業からお預かりした情報および閲覧行動の違いを分析することで、当該企業で選考または内定辞退しやすい学生の特徴が特定され、アルゴリズムが作成されます。

アルゴリズムは、契約企業ごとの前年度の応募者データにもとづいて、企業ごと、提供回ごとに異なるものが作成されます。「リクナビの応募企業以外のページを見ているとスコアの値が高くなる」といった、一律の基準や尺度はございません。

契約企業の活用事例

新卒採用マーケットにおいては、年々企業の採用難易度が上がっており、過去5年で「学生による辞退率」は大きく増加している状況です。学生の皆さまに、より納得感をもって選考を進んでいただくため、誰に、いつ、どのようなフォローを行うかというコミュニケーション設計の一助にしてもらうことを目的に、スコアを提供しておりました。
具体的な活用事例については下記ご参照ください。

スコア活用方法の一例

  • 書類選考に合格した学生に対して、
    選考離脱可能性スコアを参考に、フォロー施策を実施する。
    (施策例)リクルーター面談、職場見学、社員訪問など
  • 内定を通知した学生に対して、
    内定辞退可能性スコアを参考に、メンターが適宜フォローする。
    (施策例)面談や電話によるコミュニケーション、情報提供

<図3>スコアの活用事例

スコアの活用事例

これまでの経緯および当社からのプレスリリースについて

2018年3月1日 『リクナビDMPフォロー』提供開始
6月1日 『リクナビ2020プレサイト』オープン
 └2020年卒学生の会員登録開始
2019年3月1日 『リクナビ2020』オープン
7月9日 個人情報保護委員会からのヒアリング
7月31日 『リクナビDMPフォロー』の一時休止を決定
8月1日 当社よりプレスリリースを発表
当社サービスに関する、一部の報道につきまして
8月2日 東京労働局より調査
8月2日 一部の画面上のプライバシーポリシーに不備があることが判明
8月3日 プライバシーポリシーの不備を修正
8月4日 『リクナビDMPフォロー』サービス廃止の決定
8月5日 『リクナビDMPフォロー』における学生7,983名を対象としたプライバシーポリシー同意取得の不備とサービスの廃止についてプレスリリース
8月5日 企業にデータ削除の依頼を開始
8月9日 7,983名の学生に対して、お詫びのご連絡を開始
8月21日 『リクナビ2020』上に、自身が『リクナビDMPフォロー』の対象になったか識別できる特設ページを開設
8月22日 『リクナビ2020』の全会員に向けて改めてお詫びし、特設ページのご案内を開始
8月26日 個人情報保護委員会から当社への勧告・指導
8月26日 『リクナビDMPフォロー』に係る当社に対する個人情報保護委員会による勧告等についてプレスリリース
9月6日 東京労働局から当社への指導
9月6日 『リクナビDMPフォロー』に係る当社に対する東京労働局による指導についてプレスリリース
9月30日 個人情報保護委員会への『リクナビDMPフォロー』に係る報告書の提出
9月30日 個人情報保護委員会への『リクナビDMPフォロー』に係る報告書の提出および、今後のご説明を目的としたページ開設についてプレスリリース
9月30日 本ページの開設

今後のガバナンス強化に向けた取組みについて

2019年10月9日 本セクションを追記いたしました。

本件の根本的な問題は、「学生視点の欠如」と「ガバナンス不全」にあると考えています。「学生視点の欠如」については、「今後の新卒事業に関する当社の取組みについて」のセクションでお伝えしております。「ガバナンス不全」に関する今後の対応策については、以下の取組みを行ってまいります。

社内の意識醸成・浸透に向けた本件の振り返りと啓発活動

下記3点の意識醸成・浸透にむけて、当社取締役・執行役員および従業員の啓発活動を順次進めております。

  1. 個人情報の適正な取り扱いについて重大な責務を負っていることをより一層自覚し、データの利活用に関して法令のみならず社会通念に照らした判断を徹底していくこと
  2. 就職・転職を支援する事業の社会的責任と影響力をより強く認識すること
  3. 上記1と2を踏まえ、研究開発として位置付けられる商品・サービスに対しても、そのほかの商品・サービス同様、適正にチェック・管理し、抑止力が働くような標準プロセスを運用する仕組みへと強化を図っていくこと

<既に実施を開始している、または今後実施していく予定の取組み>
9月17日 取締役・執行役員による本件の振り返りを実施
9月20日 部長職以上の従業員に対し、本件の振り返り・啓発を実施
10月以降 全従業員に対し、本件の振り返り・啓発の場を実施予定

リクルート全体でのスタッフ機能の統合と強化

今後、当社を含む株式会社リクルート配下子会社の法務機能の統合を行う予定です。これにより、配下子会社に分散していた法務の知見を集約し、リクルート全体で法務機能を強化してまいります。10月1日付で当社からも株式会社リクルート法務室に兼務出向しており、両社共同で検討を開始しております。
株式会社リクルート法務室においては、10月1日付で新たな組織を設置しており、当該組織においては、データ利活用のビジネススキームを理解し、データ利活用におけるリスクについて判断できる専門家を配置・育成してまいります。

プライバシ―の観点もふまえた標準プロセス・チェックシステムの導入

研究開発として位置付けられるものや本格スタート前の試行段階のものも含め、商品・サービスにおいて適正な個人情報の取り扱いを前提とした検討、設計、運用を行うため、当社内の組織体制、運用方法整備などの仕組みの強化にむけた検討に着手しております。具体的には、株式会社リクルートとの連携を図りながら、ビジネス検討・商品設計からリリースまでのフローを標準化し、複眼的なチェックポイントを設け、モニタリングが実施されるフローや体制を構築してまいります。
また、10月1日より新たに設置された「プライバシー責任者」のもと、『リクナビ』全体を、商品・サービスの変更がプライバシー保護観点においてどのように影響するかを横断的に見極め、プライバシーポリシーの改定・更新をはじめ、標準チェックシステムにおけるプライバシー観点でのチェック・管理の仕組みについて検討してまいります。

今後の新卒事業に関する当社の取組みについて

本件の根本問題は、「ガバナンス不全」に加え、「学生視点の欠如」にあると考えています。学生の皆さまの心情を踏まえたサービス設計・経営判断ができていなかったことについて、深く反省しております。今後、「新卒事業の在り方を見直す」ために、2020年1月に事業経営体制の変更を予定しています。その一歩目として、2019年10月1日に、社長直下に既存の新卒事業とは切り離した形で、真剣に就職活動を行う学生の皆さまに、真摯に寄り添える存在になるためには何が必要なのか?を考え、学生視点を軸に新卒事業の今後の具体的な方針・活動を検討・実施していくことをミッションとした「新卒事業検討プロジェクト」を設置し、以下を推進してまいります。

<新卒事業検討プロジェクトミッション>
1. 2020年卒学生の皆さま向けの取組みの検討・実施
2. 2021年卒学生の皆さま向けの取組みの検討・商品仕様の見直し
3. 今後を見据えた新卒事業コンセプトの設計・実施

本プロジェクトは、社長をプロジェクトオーナーとし、レポートラインは当社取締役会とします。当社取締役会は、社長及び親会社である株式会社リクルートからの社外取締役2名で構成されます。既存の新卒事業と切り離して設置することで、今後の方針決定や見直しなど、これまでの価値観と既決定事項に阻害されにくい体制を組んでおります。

また、学生の皆さまの視点に十分に寄り添うことができなかったことを重く受け止め、上記プロジェクトにおける意思決定は、学生の皆さまの心情に最大限の配慮ができるよう「学生・大学・社会視点レビュアーステアリングコミッティ」組織が最終レビューおよび否決権を持つ構造といたしました。レビュアー組織のメンバーは、学生・大学接点のある業務経験者および内部統制責任者にて構成いたします。

既に実施を開始している、または今後実施していく予定の取組みの一例

  • 就職活動継続中の2020年卒学生の皆さま向けの支援強化として
    • 採用活動を継続している企業が探しやすい検索機能の追加
    • 就職活動の進め方に関するお悩み事や不安をすぐに解消するためのチャットを使用した相談機能の追加
  • 学生・大学関係者の皆さまの声で創るサービスへの進化として
    • 学生の皆さまのご意見・改善要望を受け付ける定常機能の新設

具体的な施策の内容につきましては、順次、学生・大学関係者の皆さまにご説明いたします。また、お伝えできる準備が整ったものから、本ページでもご説明させていただきます。