PROJECT 01地方創生プロジェクト

地方の未来を切り開く。
「プロフェッショナル人材戦略」の成功に向けて

優秀なプロフェッショナル人材を採用したい地方企業は多く、UIターン転職フェアは各県で積極的に開催されている。しかし人材は首都圏に集中しており、応募者が集まらず、転職の実現に結びつく例が非常に少ないという課題がある。これまでにないフェアをゼロから設計しなければ。「地方創生を地元から」。広島支社の挑戦がはじまった。

MEMBER

小澤将之

小澤将之

RA マネージャー2006年中途入社

名古屋でのCA(キャリアアドバイザー)からスタートし、リーダーを経てマネジャーに昇進。北海道支社ではRA組織、CA組織の両側を統括するマネジャーに。以降、岡山支社、広島支社を歴任している。

リクルートキャリアにしか
できない設計とは?

内閣府が掲げる「プロフェッショナル人材戦略」で、全国に先駆けて広島に拠点が設置されました。その一員にリクルートキャリアのOBがおり、「UIターンで優秀な人材を広島に引っ張ってきたい。その集客を一緒に考えて欲しい」と声がかかったのがプロジェクトのはじまりです。いま全国的な課題となっているのは、人材が首都圏に集中し、地方の企業がなかなか優秀な人材を獲得できないこと。「プロフェッショナル人材戦略」は地域の関係機関が連携しあい、「ひと」と「しごと」の好循環を促すことで、個々の企業だけでなく地域全体の経済を活性化させる取り組みを、補助金により推進しています。「リクルートキャリアだからこそできることは何か?」自ら希望して広島支社へ異動したRAには、当事者として地方創生に向き合いたいという強い想いがありました。重要なのはただ単に企業と転職希望者を集めるのではなく、「転職を実現する人数を最大化すること」。CA、プロジェクト企画部、リクナビNEXT営業それぞれのメンバーとプロジェクトチームを結成。これまでに成功しているUI転職フェアは非常に少ないことから、前例のないフェアの企画をゼロから設計。広島県庁に提案し「広島県合同転職フェア」の実施が決定しました。ポイントとなったのは、RAが持つ地元企業の知見と、CAが持つ転職希望者の知見をいかに事前にマッチングできるかでした。

小澤将之

企業の「本気」が伝わる場を
つくるために

ニッチトップ、世界に通用する技術力、社会貢献性の高さなど、地元には多くの優良企業があります。あまり知られていないが「直接会えばよさがわかる」優良企業。転職実現を増やすには、まずはそんな企業を集めることが先決でした。そこで役立つのはRAが持つ地元企業の知見です。広島市内だけでなく地域エリア全体を網羅して、ぜひご参画いただきたい企業にご案内。25社の受注に成功しました。フェアに入場いただく転職希望者も、目的はあくまでも採用を成功させることなので、数を集めるのではなく転職意向にこだわりました。広島での就職に興味がある方、潜在的にUIターンを希望している方を、リクナビNEXT登録者のデータベースから抽出。CAがすべてのレジュメに目を通し、転職可能性が高い方200名に直接電話をかけて、フェアに呼び込みました。当日を「本気」の出会いの場にするために、双方への事前インプットも重視。どんな人材が「いい人」なのかイメージできていない企業には、求める人材要件のすり合わせや、興味を持ってもらえるようなトーク内容、選考フローの簡略化など採用成功に向けた戦略を啓蒙しました。参加者に対しては、企業の魅力情報の伝達や、おすすめしたい企業を事前に案内することで、当日のスムーズなナビゲートを促進しました。フェア開催後のフォローも徹底。結果、第1回のフェアでは18社20名の採用成功を実現しました。

小澤将之
小澤将之

UIターンを志向する人の
リアルな欲求が見えた

これまでUIターンがうまくいかなかったのは、潜在的にUIターンを志向している方まで集客できていなかったこと、また地元企業の採用に対する意識が低かったことが挙げられます。このフェアからは、これまでなかった新しいUI転職事例が生まれました。会場で経営者と直接話すことで転職を決意した即戦力のベテランエンジニア、副社長から事業展開の熱い想いを聞き、たとえ年収が下がっても、仕事のやりがいがイメージできる広島の外食チェーンのエリアマネジャーに転職した方など。UIターン転職者が決断する際に何を優先するのか、リアルな欲求も見えました。地方に優秀な人材を集めることは、地方創生のカギを握る重要なテーマ。だが決して簡単なことではありません。このフェアは、地元企業をよく知るRAと、転職者の希望を熟知するCAによる的確な事前マッチング、プロジェクト企画部のイベント企画・設計力、リクナビNEXTを使った広報戦略など、リクルートキャリアのあらゆるリソースを活用してはじめて実現できたものです。ただ、採用成功が増えた一方で、想定していた勤務条件と合わずに辞めてしまったという話もあります。まだまだ課題は山積。企業と個人の出会いをさらに最適化すべく、試行錯誤しながらプロジェクトは続いています。「プロフェッショナル人材戦略」拠点のトップである参事官からのリクルートキャリアが持つリソースとノウハウへの期待も高まっており、静岡、三重、京都、長崎など他の府県行政からの問い合わせも増えています。

小澤将之

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