PROJECT 03共創が生み出すイノベーション

想いを共有し、垣根を超えたコラボレーションで、社会の既成概念を壊しに行く。

数多くの顧客の課題解決をすべくリクルートに転職した中山だが、営業として鳴かず飛ばずの日々。自分が興味を持てるITベンチャーに飛び込み営業することに。そこで気づいたのは、顧客が欲しがるサービスがあるなら、「自分で作って売ればいい」という発想。中山が考える、リクルートだからこそ実現できる新規事業の作り方とは?

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中山好彦

中山好彦

MP ハイプロ2005年中途入社

ITベンチャー向けの中途採用領域のメディア営業、営業兼企画のポジションを経て、商品企画担当に。これまでに30以上の新規事業を開発。現在は人工知能とアドテクを使ったダイレクトリクルーティング手法の研究開発を推進。

サービスがないなら新しく作ればいい

前職で任されたのは予算数億円規模の長期間プロジェクト。やりがいはありましたが、「もっと短いスパンで数多くの顧客の課題解決がしたい」という思いが芽生えました。そこで様々な企業と関われる可能性があるリクルートキャリアに転職をしました。入社後最初は、採用メディアの飛び込み営業からスタート。成績はまるでダメでした。自分の力を発揮するつもりで転職したのに、このままでは何一つ価値を生み出せない。今までのやり方でうまくいかないなら、自分が興味を持てることに力を注ごうと、スタートアップやITベンチャーのパーティに潜り込み、社長と直接人脈をつくりながら、新しい営業のチャンスを狙うようになりました。そこでわかったのは、リクルートには必ずしも「彼らが欲しがるようなサービス」が無いということ。たとえば「優秀なプログラマーが欲しい」という要望があっても、リクナビにはプログラマーで登録されている人がいない。「学生のプログラムコンテストをしてくれるなら買うよ」と。「そうか! 今はないサービスでも顧客が必要としているのなら作ればいいのか!」。そこで「プログラミングコンテストは僕には作れないので中身は御社が作ってください。それを僕が売ってきます!」とお客様にコラボレーションを提案。そこから生まれたサービスが『CODE VS(コード・バーサス)』です。トップランクの学生プログラマーが参加する大会とするべく、まずしたことはtwitterで世界トップランカーの日本人プログラマーを探して仲間に引き入れること。周りの営業も「プログラマー採用」に非常に悩んでいたので、プログラミングコンテストを作れば新しい採用につなげられることを力説。複数のスポンサー企業を集めることに成功し、大盛況の大会となりました。何より驚いたのは、『CODE VS』が生み出した採用の結果です。それが新規事業の開発に情熱を傾けることになる原体験となったのです。

中山好彦

1000人の営業部隊と協働できるダイナミズムはリクルートキャリアしかない

『CODE VS』には当初想定していなかった大学や学部からも学生が集まり、成績上位にランクされました。プログラミングの実力があるのに、エントリーシート作成や面接といった就職活動が苦手で、内定がもらえていなかった学生たち。彼らが『CODE VS』をきっかけに内定をもらえた事実を目にして確信しました。「お互いを正しく評価するメガネ」を用意すれば、企業と学生の最適な出会いを作ることができるのだと。そこが腑に落ちてから、新規事業開発にますます意欲的になりました。僕の役割はプロジェクトマネジャーとして全体像を描き、方向性を定めること。営業やプログラミング開発など、専門スキルの高いメンバーを集めて各プロジェクトを推進していきます。リクルートキャリアの強みは1000人以上の営業部隊がいること。極端なことをいえば、「これを明日、全国の顧客に届けたい」と思えば実行できる環境です。大手企業から中小企業まで、日本の隅々まで営業の目が届く。そんな会社って他にはない。僕はよく「自分で会社をやれば?」と言われるのですが、社会にインパクトを与えることをしようと思ったら、ここでしかできないと思います。

中山好彦
中山好彦

適した広告を適した人に届けることで「いい就職」を増やす

新規事業開発で大事にしているのは「課題の本質をとらえること」。誰かが「わかる」と言っているときは、まだ何かがわかってないケースが多い。これ以上、「わけられない」ところまで因数分解して本質を見抜き、何を解消したら「社会に価値を提供できるのか」。その思考を深める作業を大事にしています。プロジェクトには必ずいいときと悪いときがあります。うまくいかない「悲しみの谷」を乗り越えるには、「理念」や「共通言語」をいかに作り上げるかも重要。人がやることなので、大事なのは「信用」です。経済合理性だけではうまくいかない。相手が何に悩んでいるのか、どう成長したいのか、関わる人それぞれの「やりたきこと」をとらえ「自分ごと」にする。前例のないイノベーションの壁を、突破できるかどうかは個人の意志にかかってきます。今、取り組んでいるのは人工知能とアドテクで、企業の採用を最適化するダイレクトリクルーティング手法の研究開発です。テーマは「1エントリー、1内定」。企業の採用において重要なのは応募を増やすことではなく、入社後に活躍する可能性の高い人材を、深く知る時間を増やすこと。「適した人に適した広告を届ける」ことでマッチングの精度を高め「いい就職」を増やしたい。テクノロジーの進化で、ようやく実現できる環境が整ってきました。いまはプロジェクトでチャットツールを使い、全国の営業現場からリアルタイムで生の声を集めて協働しています。課題解決に向けた施策やアイデアは誰もが発信でき、常に全員に共有される。事業開発の手法としても新しいことに取り組んでいます。自分なりにサービスを解釈して、自律的にサービスを変える人もどんどん増えてきた。組織化され事業として成り立っていく過程にあります。今後の展開が、僕自身とても楽しみです。

中山好彦

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