失敗から学べ!あの人のしくじり -鈴木 健人さん-

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新卒メディア事業本部  鈴木健人さん

2009年に新卒でリクルートに入社。いつか「何か自分でやりたい!」と思った時に実現できる力をつけたいと思い入社を決めた。これまで2度、社内で開催されるアワード(VISION MISSION AWARD)に選出され、今年選出されたアワードは、担当企業との熱い取組みが多くの支持を得てオーディエンス賞を受賞。

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営業として結果を残しながらも退職を決意した3年目。一つの出会いが道を変える。

入社して配属されたのは、求人広告ではない紙媒体の新規開拓営業。入社前、自分はすごく売れる営業になれると思っていました。今までの経験から、努力すれば何とかなると信じていたし、自分は絶対に努力をするタイプ。実際、新人の誰よりも飛び込んで営業をしました。ところが、全く売り上げは伸びなかったんです。初めて売れたのはエリア同期の中で最後でした。それでも持ち前の行動力と明るさを武器に努力を続け、2年目からは徐々に売れるように。表彰される機会も増え、人生グラフも急浮上しました。

しかし、リーダー的な役割を任され始めた3年目で現状に違和感を抱き始めます。売上もあげているし、周りも認めてくれる。でも、入社動機に立ち返ってみると、まだまだ自ら修羅場に立って、お客さんに圧倒的な価値を返す経験をしていきたい...。次第にモチベーションも下がり、3年目が終わるころには退職を考えていました。

その決意を覆すきっかけとなったのが、当時すでにリクルートキャリアで働いていた先輩との出会いです。顔と名前は知ってはいるけれど話したことはない先輩でしたが、ひょんなことから一緒に飲みに行くことに。そこで先輩から「そんな経験がしたいなら、リクルートの創業事業である人材領域の営業に挑戦してから辞めるのもありじゃない?」と言われ、「そうだ。確かに俺はそれがやりたかったんだ」と気が付かされ、会社の制度を活用し、リクルートキャリアに転籍しました。

ここで私はしくじった!自分らしさを捨て、迷走する1年。

転籍して、僕のモチベーショングラフはガクンと落ちました。自分の実力が全く足りないことを身に染みて感じたんです。

これまで自分は得意としてこなかったのですが、徹底的に「思考する」「考え抜く」ことが必要だと上司や先輩から言われ続けました。1年目(社会人歴4年目)は、スキルがなくても、自分の強みである行動力と明るさでお客様と接し、結果も少しずつ出ていました。

しかし、次第にそんな自分が嫌になったんです。結局自分がお客様に評価頂けているところは以前の自分と変わらない...。俺はそんな成長を求めていたんじゃないんだ...!

それから、明るく元気なキャラを一変し、メンバーの前で話すことや情報共有をいっさい止めてしまいました。冬だと、社内ではフードをかぶってマスクにイヤホン姿。「集中したいから」みたいな。今考えると、かなりヤバイやつですよね(笑)。

お客様とのアポイントでも、とにかくしっかり見せよう、賢く提案しようと肩肘を張っていました。マネジャーも、僕の態度を問題視していましたが、「俺はこのスタイルで行くんだ!」とかたくなに姿勢を変えずに過ごしていました。

でも「考えている」自分をアピールして、お客様に向き合ったのに結局全然売れなくて...周囲との距離も生まれるし、飲みに行けばグチばかり...。今振り返るとすごくしんどい1年だったなと思います。

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「俺は俺でいい」。素直に今の自分を認められた瞬間。

このしんどい期間を経て、アポイントでの行動を変えるようにしました。賢く見せようと行っていた重々しい提案をやめて、自分らしく飾らずに、「それってちょっと良く分からないですけど」「もっとこうした方がよくないですか」と思ったことをフラットに伝えるように。お客様も「鈴木さんとしゃべると気付きが生まれる」とディスカッションパートナーとして見てくれるようになったと感じました。

お客様と向き合う中で、僕の長所や強みはもとから持っているものであり、かつ本来持っている自分らしさ、自分のスタイルは簡単には変えられないー。そう思ってからは、素直にありのままの自分を認めることが大切だと気付くようになります。

そして、一気に殻を破るきっかけとなったのは、ある飲食店クライアントとの仕事です。本当にいい事業、いい理念をもっていながら、ネガティブなイメージばかりが先行して事業を推進する仲間の採用に苦戦されている...。本気でこのお客様の役に立ちたい!お客様の課題が自分事になった瞬間でした。そしてその想いを軸に、しくじり期間に徹底的に行った「考え抜く」訓練の積み重ね、しくじり期間を経て大切だと再認識した自分の"らしさ"の両方を活かして、自分の中での勝ちパターンを自覚し、お客様に価値を返せるようになってきました。

人生グラフも1回目にAWARDに出場してからぐんと伸びていますね。

で、今グラフがちょっと下がっているのは、マネジャーという新たなフィールドで悪戦苦闘しているから。それもまた自分を見つめきって、乗り越えていきたいと思っています。

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